甲南LS長 「院生の方が、より「受験屋」の形に自分たちを落とし込もうとして、ローヤーの道=合格の道から遠ざかっているとしか思えないこともある。」

 「受験」としてではなく、クライアントの法律相談と捉えること。
 「知識」の説明ではなく「事案」の処理であること。
 これを基本に甲南大学法科大学院は院生の学習指導を続けているが、不思議なことに、むしろ院生の方が、より「受験屋」の形に自分たちを落とし込もうとして、ローヤーの道=合格の道から遠ざかっているとしか思えないこともある。
 今年の受験生達が、そうではないこと、正当なローヤーの道を目指して学習を積み重ねていること、そして、新司法試験で選ばれるローヤーを育てる、という甲南の指導理念を活かした準備をしてくれていることを祈るしかない。

明日も現役院生の授業がある。彼らもまた3年後、2年後に新司法試験にチャレンジし、ローヤーを目指す。
 彼らに「ムリ、ムダ、ムラ」のない「熟成教育」を提供すること。これを粛々と続けていかなければならない。
 それが、甲南大学法科大学院「社会的責任」である。


http://lawschool-konan.jp/because/column.php?id=159&p=1

(コメント)
落とし込もうとしてしまう院性を導いてあげてください。
甲南LS長は、更新し続けて、エライと思う。