司法修習生の給費制維持を 静岡でパレード

http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100725000000000015.htm
今年11月から司法修習生の給与が給費制から貸与制に変わることを受け、県弁護士会は24日、静岡市葵区の青葉公園などでパレードを行い、市民に給費制維持の必要性を訴えた。パレードは、日弁連会長の宇都宮健児弁護士を先頭に、若手弁護士や静大法科大学院卒業生ら約300人が続いた。
 司法修習生は、司法試験に合格した法律家の卵。1年間の司法修習を終えた後、弁護士、裁判官、検察官のいずれかの道に進む。現在は修習期間中、国から給与が支払われている。しかし、近年の司法試験合格者の定員増などを受け、国庫負担軽減のため2004年に裁判所法が改められた。
 パレードに先立ち、静岡市葵区大手町のアゴラ静岡で宇都宮弁護士と原田誠治静岡新聞社顧問の対談が行われた。宇都宮弁護士は「法律家は社会の医師。医師がそうであるように、国全体でお金をかけて育てる必要がある」と話した。原田顧問は「生活にゆとりがないと、社会正義が実現できない可能性がある。社会が責任を持って、法律家を育てることが必要だ」と応じた。
 3月に静大法科大学院を卒業し、5月に司法試験を受けた焼津市の男性(26)は「これまでも親に金銭的な負担をかけてきた。これ以上、負担をかけたくない」と話した。
(コメント)
どうすればこの制度を変えることができるんだろうね。
この取り組みも誰にアピールするのか良く分からない。
これをみて、法律を改正しようと議員が動いてくれるようには思えないし・・・。