削減を求めたのは初めて

司法試験:日弁連、合格者減を提言
 司法試験の年間合格者を3000人程度に増やすとした02年の政府方針に対し、日本弁護士連合会は30日、現状の2100〜2200人から削減するよう求める提言を公表した。09年に現状維持を求める提言を公表したが、削減を求めたのは初めて。具体的な削減数については「会内で意見が分かれた」として示さなかった。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110331ddm012040148000c.html

法曹人口政策に関する緊急提言
6 以上のとおりであるので、当連合会は、政府及び関係諸機関に対し、当面の緊急対策として、司法試験合格者数を現状よりさらに相当数減員することを求める。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/110327.html

(コメント)
まあ、いずれ来るとは思っていたが。
いよいよ来たねえ。
どうなるんだろうねえ。

※関連

【安念教授】 それから、新司法試験は、まだ今でも合格者はナンセンスなほど少ないと思いますし、それから、法科大学院の履修を強制したところはますますよろしくないと思いますね。ただ、私が申し上げているのは、司法試験の合格者は、私、何千人いたって全然構わないと思うんです。要するに、司法試験を受かれば、その資格で食っていけると思わせたところが失敗なんです。どんな資格だって、それ一本で食っていける資格なんてあるわけないんですから、それで食いっぱぐれることは十分あり得ます。本当かどうかは知りませんが、アメリカでは、ローヤーの資格を持っている女性の半分は専業主婦だそうです。これはね、ジェンダーバイアスのためだとすれば大問題ですよ。大問題だけど、ローヤーの資格を持っていたって食えない人が出るというのは当たり前だと私は思うんですけど。そうでないような何か妙な信仰がローヤーについてだけは日本にあったのが、やっぱり最大の失敗だったと思いますね。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/houkadaigakuin/37212.html

http://www.soumu.go.jp/main_content/000102515.pdf