大学教員が、やや極端な言い方で表現すれば、「学術研究」中心、授業片手間、教育軽視でよかった時代は終わった。

「受験力」と「法曹力」−甲南ロースクールのあり方
http://lawschool-konan.jp/because/column.php?id=162

法曹養成を再び「予備校ー予備試験」、「予備校ー司法試験」に委ねるのか、大学が「法曹養成」のフロントとなるのか、今が、岐路だ。

(コメント)
法務・文科ワーキングチーム報告の甲南LS長の反応。
ポーズでなく、教育重視するのであれば、本当に変わるかもね。
ただ、本気で改革しようとすると、改革する人が抵抗勢力に潰されるのではないか
という気もする。

※関連
http://www.lawschool.okayama-u.ac.jp/tp/topix/topix_id6.html

法科大学院を志望し、または在学する人たちの目標は、一部の例外を除いて、皆共通でしょう。目標達成には、与えられた資源(自己の能力、勉強のための時間、生活環境など)をいかに効率的に配分するかが、カギとなる。効率的に目標達成の力をえるには、やはり法律科目に重点的に自己のもつ資源を投入するのが、合理的であろう。

 岡山大学法科大学院でも、もちろん、法律科目の能力を培うのに必要十分なカリキュラム・勉強環境が整備され、提供されている(このような提供がされない法科大学院は、法科大学院たりえない)。

ただ、これは「惜しむらく」の感がしないではない。

内容は商法とは無関係であったが、この授業によって得たものは、ドイツ語の読解能力(私自身はこの能力はほとんど失われつつある)にとどまらず、もっと広くかつ奥深いものであった。自分の目標(博士課程進学、ドイツ商法文献の読解力獲得)からすれば、回り道であるが、やったかいがあったと今でも思っている。