法曹養成制度に関する検討ワーキングチームにおける検討結果

http://www.moj.go.jp/content/000050026.pdf

法科大学院志願者減少の要因は,新司法試験の合格率が低迷している
ことにあり,優秀な人材が法曹を目指すようにするためには,新司法試
験の合格者を増加させ,合格率を引き上げるのが有効であるとの意見が
あった。
この意見に対しては,どのような層の志願者が減少しているかが問題
であり,果たして,既修コースの修了者の半数が卒業した年に新司法試
験に合格できるという現状が優秀な人材にとって法曹となることが困難
な状況といえるのか,優秀な人材が法曹を志願しなくなっているとすれ
ば,それはむしろ,弁護士の就職難などを背景として,法曹の魅力や資
格としての価値が薄れており,法科大学院進学による経済的・時間的負
担が見合わないと考えられているからであるとの見方もできるのではな
いかとの意見や,新司法試験は,法曹となろうとする者に必要な学識・
能力の有無を判定することを目的とする資格試験であり,政策的に合格
者数を決定できる枠組みとはなっていない上,必要な学識・能力を備え
た受験者が増えているか否かを問わず,政策的に合格者数を増加させる
ことが法曹のユーザーである国民から容認されるのかとの意見があっ
た。

(コメント)
7割、8割合格が目指されていたことではなかったか。
既習卒でも半分は浪人が現状。
半分医師国家試験に落ちる医学部があったらそれはダメ医学部だと思うが。
半分浪人なんて大したこと無い、というのはかつての司法試験と比べているのだろう。
アメリカのようにするという話ではなかったのだ。最初から。